各市区町村、ポケモンGOとの共存の道を模索(被災地も)

続々とポケモンGO禁止区域が出る一方で、共存を模索している自治体も多く見られます。

個人的には、新しいブームを力で押さえつけて制圧するよりもは、そのブームのことを勉強し、そして相手のことを理解した上で共存という決断を示すことは素晴らしいことだと思います。

もちろん、禁止地区として指定された場所を批判しているわけではありません。神社やお宮など、状況を考えれば仕方のないことです。

むしろ、ある程度決められたルールの中でプレイするからこそ楽しさが味わえているということも言えますしね(^ ^)

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鳥取県の取り組み

いち早く共存への道へと乗り出した鳥取県では、鳥取砂丘をポケモンGOのプレイ場所として開放して、設備投資をするなど、とても前向きな動きをしています。

中でも驚いたのは、鳥取県公式で『とっとりGO』というポケモンGO専門サイトまで用意しました。

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日本人イングレスプレイヤーがポータル設置のために鳥取砂丘へと働きかけをしていたのは有名な話ですが、この仕込みがあったからこその人の流れとも言えますね(^ ^)

何よりも、こう言った自治体が率先して取り上げることで、市民への認知度はバツグンに増しますし、ゴミやトイレなどの環境への配慮もされるでしょう。

続いて神戸市も

鳥取県の影響かどうかは定かではないですが“神戸市でもポケモンGOを自治体の運動と関連付けるために、数回に渡り会議を繰り返している”ということをCNETが報じています。

報道では、まだ具体的な内容は出てきていませんが、このように自治体の大人たちが真剣に取り組みを話し合うというのは(良い意味で)見ていて興味深いものがあります。

ケータイがガラケーだった時代では今回のような事例は考えられないでしょうが、ポケモンGOは確実に万人が無視できない存在となってきています。

更に近年の被災地各県も

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ナイアンティック村井説人社長 引用元>yahoo!ニュース

10日のことですが、近年の被災地となってしまった岩手県・宮城県・福島県・熊本県の4県も開発元であるNIANTIC(ナイアンティック)完全協力のもと、復興活動とポケモンGOを結びつけるような活動を活性化させています。

実際には、被災の記憶を薄れさせて欲しくないという思いから、見て欲しい場所にポケストップを増やしていったり、ポケモンGOの周回ルートを作成したり、自治体主催のポケモンGOイベントを定期的に開催していく予定とのことです。

ナイアンティックの全面バックアップを受けているということもあり、イベントにはレアポケモンの出現もありえそうですから、かなりの人出が期待できそうですね。

日本の動きとポケモンGO

日本の報道の中では、どちらかというとポケモンGOプレイヤーを叩く傾向にあるように思いますが、ヨーロッパではポケモンGOで人出が増えた公園にゴミ箱を追加したり、米国NYタイムズスクエアでもポケモンGOトレーナーのためのお店が特設されたり、と抑える動きよりも共存する動きの方が強いです。

ポケモンGOに限ったことではないですが、力やルールで抑えるより、共に考え歩んでいった方がうまくいくことは多いように思います。

しばらくはポケモン熱も冷めそうにありませんから、トレーナーの力を借りた市政の方が賢いのかもしれませんね(^ ^)